2008年 04月 29日
4月13日(日) パリに着いた日の夜 ArnaudとGiumがホテルまで来て私を市内観光に連れ出してくれた 雨に濡れるパリ 車内から見る街風景 子供のように胸躍らせる私にハンドルを握るArnaudが説明してくれた 「Hiroki、ここは東京でいえば新宿のような所だよ。」 「この辺りは、多分、、渋谷にあたるけど、随分地味でしょ、、、」 彼等は昨年東京に短期留学した際 真っ先に東京渋谷に直行したらしい 渋谷 秋葉原は彼等フランスの若者にとってハイテク日本の象徴のようだ 正直なところ私はどちらの街も好きではない 何もかも不自然に過剰と思うからだ でも フランスで育った彼等にとってそれが刺激として機能するのは良く解る 多分 世界中でそんな場所はないからだろう 初めてニューヨークへ行った時 42nd Street タイムズ・スクウェアの地味さに驚いたものだ 街一番の歓楽街としては どうしてもギンギラギンの歌舞伎町の電飾と比べてしまったからだろう 昔 XTCのアンディー・パートリッジが音楽雑誌のインタビューで_ 「日本ツアーはまるで金星旅行みたいだった、、、」と言っていたことを思い出す 多分ArnaudとGiumにとっても似たような感覚だったのだろう Giumは東京での短期留学を終えてパリに帰った時 コンビニが無いことに不自由を感じたといっていた やはりミュージシャンのデビッド・シルビアンが話していたこと 「初めて来日した時は東京のエネルギーに驚いた、 だけど、何度か日本に来るうちに、それが創造的ではなく生産的エネルギーなのだと感じた。 日本人は、一日中強いストレスの下で働いて、仕事が終われば、もの凄い勢いで酒を飲んで発散している。 自分にはそれが理解出来ない。 少しでもストレスのない仕事を選び、夜は酒場ではなく自分のために時間を使うだろう、、、」 私はそれらについてArnaudとGiumに話をしてみたかったが 自分の拙い英語力ではとても無理なので止めにした パリに来る前日に準備と荷造りで徹夜になってしまったこと それでいて飛行機では2時間程しか眠られずとても疲れていたこともある でも今はそれで良かったと思う 雨に揺れるルーブル美術館の横で‘東京モード’を話したところで意味がない Giumはルーブルの中庭にあるピラミッドについて 不自然に感じる、と言った 私も、そう思うと応えた それで充分だ p.s. この晩は、カメラを持ち出す余裕もなかった。 長旅の疲れと明日からの授業のことで、頭がいっぱいだったから。 ArnaudとGiumは、この後、カフェに寄るつもりだったみたいだが、私はホテルに戻るよう頼んだ。 パリ初日、ほんの2時間程のドライブ。 それでも充分に満たされるものがあった。 写真は17日(木)モンマルトルでの食事会、帰りの車中からの画像。 同じArnaudの車、同じ助手席からということで_ ![]()
by hirokimafuyu
| 2008-04-29 11:16
| 雑記
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