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Hiroki Mafuyu Blog

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2007年 01月 20日

Varunk

国立の地球屋でVarunkを観た

鈴木愛彦_フレットレス・ベース
野崎雅人_パーカッション
二人編成のインストルメンタル・グループ
Varunkとはハンガリー語で「私達は待つ」との意味らしい_

人員的な音数の少なさを逆手にとって空間に色づけをしていく
音楽の自由度を探索するような演奏
水墨画の達人のライブ・ペインティングを観るような緊張感が素晴らしい

豊穣な空間が生み出され
そこにオーディエンスとして飲み込まれていく快感
波動に触れた自分の体_
というよりも心が音楽の一部になったような気分がした
ステージ上 向かい合って演奏をする二人の間で「私」の物語が生まれ進行していく

子供の頃に遊んだ神社を思いだした_
東京の片隅の町
私が初めて四季の移り変わりを知った神社の杜

優しさと眩さに満ちた子供の頃の記憶
二人の演奏者がその「私」を守ってくれている

そしてこれは彼等のメッセージなのだと気づいた
ヴォーカリストのいないBANDが唄うメッセージ・ソング


休憩を挟んで二部構成約70分の演奏が終わった
会場を埋めた人々から熱い拍手とアンコールが湧き上がる
しかしステージからは
「これ以上は出来ません_」の声

その言葉は清く響いた


私達はもう一度拍手をした



Varunk web site
http://www.varunk.jp

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by hirokimafuyu | 2007-01-20 00:10 | LIVE REPORT | Comments(0)
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