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2008年 05月 18日

Balance_

絵を描いていて 何となくまとめようとする意識に捕われていることがある
画面のバランスは必要だけど 考えすぎはろくなことにならない

LIVE感覚というか
子供の頃クレヨンで落書きをしていた頃の気分が欲しい

書くのではなく 生まれてしまう絵
今 自分にはそれが足りない
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by hirokimafuyu | 2008-05-18 01:34 | 雑記
2008年 05月 14日

寒々とした日々

少々風邪気味
一度押し入れにしまった電気ストーブをもう一度引っ張り出した

私は仕事中 暖房で部屋を暖め過ぎると頭がぼけるため
真冬の一時期を除いて足元に電気ストーブを置くだけで作業をしている
2月生まれのせいか暑いよりは寒い方が好きだ


中国のことが気になる
大切なことを曖昧なままにしておくと 一番肝心なところで吹き出してくるのは
個人も組織もそして国家にしても同じことなのだろうと思う

北京オリンピックに合わせて命がけの調整をしている世界中のアスリート達に同情する
政情不安、大気汚染、食、
集中力を削がれることばかりだからだ

中国政府は個々の選手達が気持ちよく全力を尽くせる環境についてもっと真剣に考えるべきだ
それが開催国として最低限の礼儀ではないだろうか


とはいえ一度も選挙をしたことのない国
個のことなどはハナっから頭にないのだろう

それでもツケは民に回される
突発的な災害の救助もままならず
雨の中 瓦礫の下で助けを求める人々はあまりにも悲しい
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by hirokimafuyu | 2008-05-14 19:33 | 雑記
2008年 05月 05日

Memories of you. 4 最終日

4月19日(土)9:30起床
もっと早く起きるつもりだったのだけれど疲れが溜まって起きられなかった
バケットをかじりながら急いで荷物をまとめる
私はこの日 夜の飛行機で東京へ帰る
その前にもう一度 美術館に行き パリの街を歩こうと思っていた

11:00にホテルをチェックアウト、
夕方までスーツケースを預かって貰い外に出た
午後4:00に学生のAntoineが車でホテルに来て空港まで送ってくれることになっている

先ず写真を撮る為にStrate collegeに行く
土曜日 そして春休みが始まったことで誰もいない
昨日までの学生たちが屯して活気がある時に撮っておけば良かったと少々悔やむ
でもその時はその時で そんな余裕などなかったのだ、
ちなみに授業風景の写真は全て野田謙介さんに撮っていただいたもの
本当に何から何までお世話になりっぱなしだった
前日 パリ最後の夜は野田さんを紹介してくれた中田健太郎氏と三人で食事をした
中田さんとは2月からいろいろメールでやり取りしていたが 会うのはこの日が初めて
彼はAugustinの鴨料理専門レストランをセットしてくれていて 絶品ともいえるフォアグラ料理を味わうことが出来た
パリに来てから日本人だけで話をしたのもこの日が初めてだ
ワインも2本空けた
リラックスした野田さんの素の表情を知るにつけ それまで彼に負っていただいたことの意味を感じてしまった
中田氏はまだ少年の面影が残る青年で 今回のワークショップ通訳のことでは こちらが思う以上に適任の人材について考えてくれたようだ
改めて二人に出会えたことの幸運を思う
これは4月24日の日記 「p.s.」で書いた通り 私の友人の星埜守之さんに相談してからのことなのだが
全ては星埜さんの人柄に寄るものと思い感謝をする


イシー駅からRER-C線に乗った
ここからオルセー美術館駅まで約20分だ
セーヌを左側に電車は進み郊外から徐々にパリ市街地に移って行く
この風景のように過ぎてしまえば全てはあっという間のことだ

私にとって外国での講義は初めて
その為 準備には神経を使った
先ず 何がどれだけ要るのか?
画材も含めた所持品を書き出したら 軽く200を超えてしまって驚いた

友人のライター 大津慎一さんには幾度となく相談に乗って貰った
大津さんは昨年までブルゴーニュ地方の古城に関する企画に携わっていたこともあり 年の半分をフランスで過ごしていた
そして元編集者で私の漫画担当だったこともある
つまり同じ修羅場を乗り越えた仲という訳で、こうなると私は何処までも我がままになってしまう悪い癖があり(苦笑
出発の前日まで幾度となくレポートを送っていただいた
基本的なパリの歩き方について、フランス人気質について、簡単なフランス語の使い方、果てはTAXIでボラれない為の運転手との会話の仕方まで、
それでいて「メルシー・ボクー 」 が自然に出るまで3日もかかってしまった(泣


電車が駅に着いた
地下からの階段を駆け上がり オルセー美術館へ
ところが土曜日だったこともあってか人、人、人、、
チケット売り場は何重もの長蛇の列だ

私はルーブル以上にオルセーを楽しみにしていた
印象派名画の数々 マネ、ゴッホ、セザンヌ、
そして何よりミレーを観たかったのだけど この列に並んで入場までどれだけかかるのだろうかと思って途方に暮れた
1時間か、1時間半か、、、

悩んだあげく 私は入場を諦めることにした
待ち時間に1時間以上使って足早に絵を眺めたところでしょうがない
好きな絵であれば尚更のことだ
いつか私は必ずここに戻り もう一度ゆっくり鑑賞することを心に決めた
名画は名画として その時も同じ表情で迎えてくれるだろう

それよりも街を歩き、
少しでも何かを観て廻ろうと思った

人々の表情に
カフェの空気に
恋人達のシルエットに
歩道の汚れに、
何でも良い
何かを感じるべきなのだ

今のパリは
今ここにしかないのだから_



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by hirokimafuyu | 2008-05-05 08:28 | 雑記
2008年 05月 03日

Memories of you. 3 路上の風

パリの土産を届ける為に実家に帰った

父に路上で売られている街風景を描いた絵葉書を買って来るようにいわれていたからだ
水彩画の洒脱な画風のものがお望みだったようだが 正直あまり触手は伸びなかった
冷静に見て 父の方が上手いと思ったからだろう

父は水彩画の達人で私の最初の絵の先生だ
子供の頃 一緒に写生に行き 目の前で一から絵が生まれるのを見れたことは大きい
それは魔法の種明かしのようなものだからだ
80を過ぎても暇さえあれば絵を描きに出かける人だが
今は退院した母の手伝いでそうも行かず 少々不満のようだ

それでも私が選んだ10数枚の絵葉書を喜んでくれた
「お父さんより下手なものばかりでしたよ、」というと
「どのくらい下手なのか、そういうのも見てみたかった、、、」と返してくる
私と父との会話はいつもこんな感じだ
なるほど、とは思ったが それはまた次回ということで納得してもらう

帰り際 父にメールの返信としての英作文をお願いする
数日前 イタリアの出版社から ’漫画の仕事として、イタリア並びにヨーロッパ・マーケットに興味があるか。’ というメールが届いていた
こちらとしては ’勿論あります。’ だが 仕事となれば幾つか確認しなければならないことがある
その為の何項目かのデリケートな質問の英作を父に頼んだのだ
私の英語力ではとても無理、
父は英語とドイツ語に精通していて 子供の頃は家で彼が勉強している姿が一番の記憶として残っている
若い頃 戦争に駆り出され ろくに勉強ができなかったことがコンプレックスだったようで
何年もかけて通信教育で大学を卒業し今も語学の勉強を続ける父に私は頭が上がらない

私は彼がまだ元気なうちにパリの美術館を巡る旅に連れて行けないものかと考えている


写真は4月16日(水)のもの
この日をワークショップ中日の休日にした為 初めて朝から観光をすることが出来た
通訳を務めてくれた野田謙介さんに付き添っていただき先ずはルーブル美術館へ
膨大な「歴史」に圧倒されながらも幸せな時間を過ごす
野田さんいわく「 絵画部門全体の、約1/6。」 を観て外へ、
入り口で待ち合わせていたNicolasの案内で今度は3人で街を廻ることに
今の路上の風にあたることも大切と思ったからだ
レオス・カラックスの『ポンヌフの恋人』の舞台に似た橋で写真を撮りながら映画のことを話すと
「Sensei、ここがそのポンヌフ橋ですよ。」とNicolasに言われる
Nicolasはそんなお上りさんの私に行く先々で丁寧な説明をしてくれた
改めて感じたことだが 彼の細やかな神経はむしろ日本人に近いのではと思ってしまう

夕方、サン・ミシェルのカフェで一休み

無愛想な店員がフォークとナイフをバラバラとテーブルに落とすように置いて行く
その仕草に私の地元 国立市旭通りでフランス風カフェを経営していたK野さんを思い出し笑ってしまった

その後 野田さんの案内でフレンチ・コミックスの専門店へ行く
先ず 神保町の古本屋かと思うばかりの小さくマニアックな書店へ
店内は人ひとりでさえも歩きにくい状態
こんな佇まいの本屋がパリにもあることに少し感動する
次に一般的な専門店へ
この店は1階がPOP ART関係の雑貨等を売っていて 地下のフロアーが全て漫画のコーナーになっていた
フランスではこのスタイルが一番多いらしい
最後に古本屋に行く
私が若い頃 高いお金を払って買った宝物のような本がまだ新品同様の状態で売られていた

これらフレンチ・コミックスについて
日本で見たのと現地で観るのでは印象が違って見えた
このことでは 機会を見て改めて書いてみたいと思っている


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by hirokimafuyu | 2008-05-03 03:51 | 雑記
2008年 05月 01日

Memories of you. 2 パリ・モード

4月14日(月)から始まったワークショップ
実務的なことにおいては、それこそ「聞いてないよ、」の連続
それでも少しずつパリのモードが理解できるようになってきた
目的さえ決まって そこに向かっていれば小さなことはどうでも良いのだ
一応 事前にカリキュラムを送っていたが 教務スタッフはそれすらまともに見た様子がない
「貴方に頼んだのだから、どうぞ好きなようにやってくれ。」ということなのだろう
それでいて要所ではいつの間にか教室にいてこちらのやることを見守っていた
後で廊下で会ったときに「あの実技はとても良かったです。」とさり気なく話してくる

穏やかな信頼と緊張
大人の対応ということなのだろう


Strate collegeは基本的に工業デザイナー、グラフィック・デザイナーを目指す学校で
年に2回 こうして「普段とは別課題に集中する一週間」を設けているようだ
これは生徒達の視野を広げる上で理想的なシステムと思う
ちなみに今回 他には「木版画」「ファッション」「料理」等で8つのクラスがあったようだ


そして18日(金)ワークショップ・ウィーク終了と同時に春休みが始まり 皆 故郷に帰るという
Giumは南フランスへ
Nicolasはノルマンディーに、

勿論パリに残って自分の好きなことに集中する者もいるだろう

あたりまえのことかも知れないけど
何となく羨ましく思ってしまった


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by hirokimafuyu | 2008-05-01 08:42 | 雑記