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2005年 06月 28日

W-18

これは1980年_私が25才の時の写真です
当時のBAND
Labelin' Approach (ラベリング・アプローチ)のプロモーション用に
友人のカメラマン高久伸一氏に撮って貰いました
今の半分の年齢
何だか信じられません

18才でスタートした漫画家生活ですが
二作好きなものを描いただけでモチベーションを使い果たしました

何年かの暗中模索の末
原作付きバイオレンス劇画を描くことで商業作家になることが出来ました
しかし描きたいと思うものではなかったので幸せには程遠い気分でした

その空虚さを埋めたのが音楽です
編集者の目を盗んでBAND活動を始めました
当時BANDのメンバー二人が立川の米軍ハウスに住んでいて
そこのリビングルームが練習場でした
                                    
12月のある日
練習に行くため恋人の運転する車で五日市街道を走っていた時               
FMラジオからジョンレノンが撃たれたNEWSが流れてきました
12月とは思えない暖かな気候の中で聴いたNEWS
米軍ハウスに着くとメンバー達が泣いていてその日は練習になりませんでした


Labelin' Approach は今聴いても良質なPOPセンスを感じます
当時のアルファレコードのM住氏に気に入られ
デビュー寸前までいきましたがBAND内部のバランスが崩れて消滅しました

ハウス・ナンバーはW-18
当時の立川基地西のはずれ
今は昭和記念公園になっています

近くにランドリー・ゲートというバス停がありました


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by hirokimafuyu | 2005-06-28 06:29 | 音楽
2005年 06月 20日

空の下でのことだから

昨日_「弾き語り」をしました
前回日記に書いた「学園祭」ギャラリーでのmini Liveです

生徒の前で歌を唄うのは初めての事なので少々緊張しましたが
2曲目あたりから落ち着くことが出来ました

「弾き語り」はアコースティックギター一本なのでどうしても単調になりがちです
その為に曲の構成や変化_
演奏中もバランスを取る上での冷静な判断が必要になります
強く_優しく_繊細に_大胆に

つまり絵を描く事ととても似ているのです

最初に4曲演奏し その後新しい歌を2曲試しました
それまでの流れや客席の反応を見て
場が良い感じだったら演ってみようと思っていた曲です

「空の下でのことだから」

「誕生日」 

今回この2曲を上手く出来た事が一番の収穫といえるでしょう

自分の中で生まれた歌は人前に出してやっと形を知る思いがします
音楽は仕事ではありませんが
何をやっても自分の世界観 において「これはイケる」と思う感触に勝るものはありません


終演後の反応も良かったようでホッとしました


思えば随分エネルギーを使った気がします
これから遅れたスケジュールを取り戻します(笑
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by hirokimafuyu | 2005-06-20 00:39 | 音楽
2005年 06月 14日

Timeless

私がイラスト講師を務める学校の学園祭が今週末にあります
今年で三回目ですが過去のことは良く知りません
毎年この時期忙しくて学祭にまでつき合う余裕がなかったからです

でも今年は参加します
暇なわけではありませんが
気立ての良い男子生徒から何か協力して貰えないかと言われたからです

_私は素直な頼み事に弱い

そこで彼らのギャラリー教室で弾き語りをすることにしました
土曜の午後 アコースティックギターだけで自作を5〜6曲演奏します

若い頃からBAND経験はありますがアコースティックの弾き語りはここ数年のこと
個展のオープニングパーティーで何か余興をと思って始めたのが最初です

多分その頃中古のフォークギターを買ったこともあるのでしょう
その20年前に製造されたギターが本当にいい音だったのです

パーティーの余興とはいえみっともないことは出来ないので
経験を積むために路上でバスキングをしたりもしました
これはなかなか刺激的で今でも気が向くと演りに行きます
それで得た幾ばくかの金で飲む安酒ほど旨いものはありません

コインを入れてくれるのは女の子
ぽんと千円札を入れてくれるのは酔っぱらったサラリーマンです
世界で一番優しいのは千鳥足の日本のサラリーマン
その逆は朝の通勤電車のサラリーマンです
「兄ちゃんがんばれよ!」とか言われるけど
多分私より若いのでしょう

ありがとう
楽しくてしょうがないよ

で_ここのところ時間を見つけては練習をしています
今日も仕事を終えた明け方
神経科の病院を見渡す丘の公園で
「Timeless」_宇宙空間を漂う男の物語を歌ってきました

緑にかこまれた澄んだ空気の中に自分の曲が溶け込んでいくのは
とても気分の良いものです

新しい曲も二曲試すつもり
J-POPしか知らない若者は何と思うのでしょうか

彼等の為に練習しますが私が一番楽しむことを優先します


p.s. HP_今月の内にはスタート出来そうです
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by hirokimafuyu | 2005-06-14 18:37 | 音楽
2005年 06月 10日

内田ボブ/自由について思うこと

少し前のことですが

「地球屋」で 内田ボブという人の歌を聴きました

ここは基本的にLive houseですが Live後はBar Timeになります
国立駅から自宅への道すがらでもあり
出かけた際にちょっと寄ることがあります

夜10:30
外から音が聞こえなかったので てっきりLiveは終了しているものと中に入りました
しかし出演者の交代の間だったようです
初老とも思える男二人がステージに上がり簡単なセッティングを始めました
アコースティック・ギターそしてコンガのような打楽器の編成

私は少し失敗したと思いましたがカウンターでBeerを注文
一二杯飲んで帰るつもりでした


演奏が始まる
アコースティック・ギターの調べ
シンプルなコード進行
優しい声が響く
ゆったりとした鼓動のようなリズム
悪くない...

飾らない言葉にメッセージがのる

小さなトマトで
小さな玉ネギで
小さな野菜で
小さな畑で
それで十分なのに

それなのになぜ
人は貧しいの
.........


最初はヒッピーの生き残りか...という感触でした
でも2.3曲聞くうちにそれは少し違うなと思いました

曲間のMCが長い

 若い頃国家地域の枠を越えたコミューンに憧れ全国を放浪
 沖縄で水牛農業を約十年
 その後信州に場所を移し
 平和運動と音楽活動...

たんたんと歌が続き見てきた風景が語られます

客席から
「ボブ また聞けるとは思わなかったよ...」と女性の声...
ステージから笑顔で返す

時間が濃密になる
その場が彼の風景に染まっていく


私は久しぶりにストレート・ウヰスキーを注文して前の方の席に移動する

パーカッションの男が渋い
無表情で黙々とプレイをする
スキンヘッド...と言うよりは髪は全て抜け落ちた感じ
かわりに山羊のような髭
細身ダークブルーのチャイナスーツに夜を飲み込んだような黒光りの細い靴

歌とギターの内田ボブ氏が いかにもスローライフ風の佇まいなので 対比としてやたら目立つ
ざっと見た感じで60代はいってる感じ
いやそれとももっと若いのか...
日本人でこんなにミステリアスに歳を取れる人はそういない
自分の掟で生き抜いてきた風情
上海の裏町に紛れ込んだような気分にさせてくれる

何だか嬉しい
ウヰスキーをもうひとつ


私は聞きながらどうしても若い頃のことを思い出してしまいました
十代の頃に焦がれ求めた「自由」
でもその意味は未だにわかりません

私の友人には
当時の自由_若者文化_フラワームーブメントに焦がれ
しかし逃げ場のない現実社会との間で精神のバランスを崩し
未だに立ち直れない者が何人かいます
音楽の世界にも
絵の世界にも...
その昔 
彼らは皆 才気溢れる若者でした

私が求めていたのは
夢中になれる確かなものだったのでしょう
それを見つけて...試し...感じ...思い知り...
また試し...気づき...喜び...そしてもう一度......

今ここで歌っている内田ボブという人にしても凄まじい世界を生き抜いてきたことがわかります


結局私はアンコールの最後までそこにいました
レジで勘定を済ませていると内田ボブ氏が横に来て私に握手をしてくれました

年輪を重ねた優しい顔
沢山のものを見てきた目...

生きて行く勇気を貰ったようで私もお礼を言いました

彼に
そして彼と私が生きてきた社会に

出会った人達に


ありがとう
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by hirokimafuyu | 2005-06-10 11:35 | LIVE REPORT
2005年 06月 07日

k,quarter

ひろき真冬blog_etiquette of violence にようこそ

本来ならHiroki Mafuyu Onlineとしてスタートしているはずでしたが
当初進めたデザインが気に入らず 現在造り直しております
スタートの時期に関してはこちらでお伝えしていくつもりです
今暫くお待ちください


写真は私の20代後半のものです
当時 Halloween Fleas というBANDをやっていました
これはプロモーション用に撮った写真の一枚です
私の最初の漫画単行本「K,quarter」をお持ちの方にはお分かりと思いますが
表紙画の参考にした写真でもあります

20代を私は「商業漫画家」として
そしてその反動のような音楽活動で過ごしました
自分では一生懸命でしたが浮遊した時間を漂い続けるような不安もありました

だからこそ小さな出版社から「短編漫画集」のお話しがあった時は本当に夢のように思ったものです

歌の詩をノートに綴っている時
LIVE HOUSEでギターを弾いている時
頭の何処かにいつも自分の絵の世界がひっかかっていました
いつかこの自分の中で取り留めなく孤立しているイメージの欠片を絞り込むことが出来ないものかと思っていました

「K,quarter」は私の中で小さなきっかけを生み
それはその後イラストレーターとしての居場所を作ることに繋がりました

出版されたのは1985年_私が30才の時のことです


いつの日か復刻版が出ることを願っています




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by hirokimafuyu | 2005-06-07 01:59 | POP ART