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カテゴリ:POP ART( 43 )


2013年 08月 09日

蒼き影のリリス/Lilith

「蒼き影のリリス」(菊地秀行著/中央公論社'95-'01)がアドレナライズ社より電子書籍化されました。シリーズ6巻、私が担当した挿絵イラスト71点も再録されています。盲目の吸血鬼「リリス」が電子書籍の舞台で蘇ったことを嬉しく思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DHBWL92/
http://bit.ly/11NQkqQ

"Lilith" is a vampire story by novelist Hideyuki Kikuchi. It has been published as a series of six volumes from '95 to '01.
I drew the illustrations of 71 sheets of this novel.
''Blind vampire, Lilith" revived with an electronic book. I'm glad!

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by hirokimafuyu | 2013-08-09 00:06 | POP ART
2012年 03月 11日

Au revoir, Moebius.

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www.rtl.fr/actualites/culture-loisirs/article/bd-jean-giraud-alias-moebius-est-mort-7745215625

私は漫画を描く時
ストーリー以前のイメージ創りの時にいつもメビウスを読んでいました
頭の中にあるアイディアの自由度が増す思いがしたからです
「君が思った通りに描きなさい」いつもそういわれていたような気がします
心よりご冥福をお祈りいたします
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by hirokimafuyu | 2012-03-11 00:33 | POP ART
2011年 07月 07日

葬儀の日/石丸忍

石丸忍氏のお別れ会に行った
享年61才 7月3日に多発性肝細胞癌のために亡くなった

国立のライブバー「かけこみ亭」に祭壇が作られ 親しい人達が集まっていた
石丸氏は40年程前 私が高校生の頃にROCK系のイラストレーターとして大活躍していた
ちょっと気の効いたサブカル系雑誌にはいつも彼の絵があった
代表作は何といっても'フラワートラベリンバンド'「SATORI」のジャケットだろう
日本の傑作ロックアルバムの音イメージを見事に画像化していた

一度 深夜の「かけこみ亭」でお会いしたことがある
いきなりとんでもない提案をされたのだけれどお断りした(苦笑
ROCKを地で行くような方で 破天荒なエピソードことかかないが皆に愛されていた
近年は画家として活動していたが 病気がちで入退院を繰り返していたようだ
享年61は早過ぎるけれど 良くここまで生きたといって皆ニコニコしている
人生は時間の問題ではなくその濃密さなのだろう

駆け抜けた人生の素晴らしさ
葬儀に集まった人達の笑顔がそう語っているようだった_

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by hirokimafuyu | 2011-07-07 02:45 | POP ART
2010年 03月 20日

加藤龍勇 個展「かものはし亡命政府」

3月18日の行動日記_

銀座で用を一つこなして 新宿牛込柳町の経王寺へ
日蓮宗のお寺だが 遊び心を持つ住職によって本堂でコンサートやワークショップなど様々なイベントが行われている

ここで友人のイラストレーター加藤龍勇さんの個展が始まった

銀座から地下鉄有楽町線で飯田橋へ
そして大江戸線に乗り換える
小ぶりな大江戸線車内は何だか遊園地の乗り物のようだ
到着した牛込柳町の駅周辺の風景も何となくオモチャのよう
経王寺はさながらお伽の国の寺だ

加藤さんの今回のテーマは「かものはし亡命政府」
いただいた案内にこう添えられていた
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本堂は静かにJAZZの音が流れていた
会期内に2回 音楽のLIVEが企画されていることもあってか祭壇の端に音響や照明の機材が置かれている
祭壇、仏具、JAZZ、そして加藤さんの絵、それらが不思議な調和を奏でているのだ
緑茶をいただき ゆったりと絵を観て廻ると とても幸せな気持ちになってくる


新作に表れた変化が素敵だった

誰にでも優しい加藤さんだけど 心の一部にいつも負荷をかけていて そこで感じる痛みや重さを最良の形で作品に昇華しているように感じた
おそらく自然体なんて言葉も信じていないだろう
それでも日常の中で起こる一瞬の華を見逃さず絵に刻み込んでいる、
穏やかな場所でそんなことを思っていた


夜は集まった友人達と近くのお店へ
ビールとワインで祝いの宴
一応イタリアンレストランのようだが 何せお伽の国なので自分たちが何屋で何をしているのか分からなくなる
「かものはし亡命政府」のまとまらない会議場のようで可笑しい
上の加藤さんの言葉を借りれば
「音叉を持ち、お互いが理解しあうのではなく共鳴しあう関係性でありたいという想い_」
正にそのままだった

別れを惜しみながら帰宅の路へ
私は地下鉄とJRを乗り継いで国立駅まで

南口の改札を出たところで 街風景がお菓子のように見えて驚いた
魔法はまだ続いていたようだ

素敵な一日に感謝_



大乗山 経王寺
www.kyoouji.gr.jp
加藤龍勇HP
www.fuki.sakura.ne.jp/~burabura
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by hirokimafuyu | 2010-03-20 05:39 | POP ART
2010年 03月 16日

Photoshopで水彩

雑誌の「CGイラストメイキング」コーナーで
Photoshopによる水彩風にじみ画法を知った

試したところ これがなかなか面白い

私はデジタルの仕事でも手書きの質感をイメージしている
そのためにPainterを使ったり 自家製テクスチャーを張り込んだりと色々と試行錯誤して来たが
一番難しいのが水彩風のにじみの再現だった

それがPhotoshopで可能だったのだ、

なるほど こうやり方があるのかと、まさに目から鱗の気分
おかげで昨夜は一晩中これに夢中になってしまい仕事が手につかなかった
勿論 アナログの質感をデジタルで再現することだけでは意味がない
だったら紙と絵具と筆でやれば良いのだ

それでもデジタルをより自然に見せようとする意識は必要と思っている
エレアコが、生でもエレキでもないギターの音像を作ったように 新しい画風に繋がる可能性があるからだ


しばらく遊び感覚で色々試してみようと思っている

何よりも楽しいよ、これ_


p.s.
画像は昨年発表したMANDALA Vol.3 「APPLES_Higher Than The Sun」の扉絵
http://kquarter.exblog.jp/9960569

Painterのデジタル水彩と自家製テクスチャーを張り合わせて頑張りました(笑

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by hirokimafuyu | 2010-03-16 09:39 | POP ART
2010年 03月 10日

Fla Fla Heaven _合田佐和子とMARBLE SHEEP

3月8日の行動日記_

早朝家を出て東京駅へ
8時30分発 新幹線のぞみ13号に乗る
名古屋での卒業式に出席するためだ

私は年に10日 名古屋の姉妹校でイラストゼミの教室を持っている
担当する学生は少数だが今年は才能を感じられる学生達に恵まれた
彼らが描き続けていければ必ず世に出られるものと思っている

式と謝恩会が終わってTAXIで名古屋駅へ戻り帰京の新幹線に飛び乗る
前夜睡眠時間が2時間程だったのですぐに眠ってしまった
それでも帰りは終点まで寝ていられるから良い
行きの車中ではそうもいかない
以前 寝過ごして京都まで行ってしまったことがある、、、

夕方東京駅に着き 歩いて京橋の'ギャラリー椿’へ
現在 合田佐和子展が開催されている
http://www.gallery-tsubaki.jp/2010/0301/0301.htm

いつも書くことだけど 若い頃に出会い自分を造ってしまうものがある
私にとって合田佐和子はその中の大切な一つだ

揺れる20代の頃
初めて合田佐和子の絵を雑誌の特集ページで見たときの印象は今も褪せることがない
美しいものは頭の中の雑念を黙らせる
これからどうすれば良いか
そっと秘密の指針を教えてくれたような気がした

原画を観るのは2007年の個展以来
一層鮮やかさが増した作品群に埋もれるような幸福を感じることができた


そして今回は初めてご本人とお話しする機会に恵まれた
絵と同じように凛とした美しさの方だ
昔から感じていた幾つかの質問に 丁寧に応えていただいた

 本当にありがとうございます


夜は高円寺のショウボートでMARBLE SHEEPのライブを観た
寝不足で疲れているのだからとっとと帰れば良いのだが 何となく体が興奮していた
MARBLE SHEEP/マーブルシープは日本最大のインディレーベル 'Captain Trip Records'の創始者 松谷 健が率いるサイケデリック・ロックバンドだ
http://www.marby.or.tv
http://www.captaintrip.co.jp


松谷とのつきあいも彼の学生の頃から もう30年近くになる
そのあたりのことはいつかちゃんと文章にしたいと思っているが今日はここまで、

久しぶりに観たMARBLE SHEEPは強靭なツインドラムで地場を震わせながらも 子供がシャボン玉遊びに興じているような粋なロックンロールバンドになっていた

 これって凄いよ松谷_


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by hirokimafuyu | 2010-03-10 07:39 | POP ART
2010年 01月 13日

恋文

やっと年賀状の返事を書き終えた
寒中見舞いになってしまったが ポストに投函できてホッとしている

これはその賀状に使ったもの
いつか必ずこのタッチで漫画を描いてみたいと思っている
都会の雑踏を舞台に残酷で切ない恋物語を書いてみたい

下書きから色塗りまでで20分
これなら週刊誌連載だってできるんだけど、、、

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by hirokimafuyu | 2010-01-13 01:13 | POP ART
2009年 07月 08日

Higher Than The Sun

本当に久しぶりの更新です
前回から間が空きすぎて何を書いて良いかわからないけれど
取りあえず業務連絡を_

MANDALA Vol.3が発売されました
デジタルでのフルカラー16p
是非手に取って見ていただけたらと思います

タイトルは
APPLES_Higher Than The Sun
このシリーズの最高作です

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http://www.amazon.co.jp/MANDALA-Vol-3-講談社MOOK/dp/4063793613/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1246630738&sr=8-2
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by hirokimafuyu | 2009-07-08 22:45 | POP ART
2007年 12月 17日

Sequential Arts_

目まぐるしい一週間が過ぎた

12月11日_
大腿骨骨折で実家近くの病院に入院中の母を見舞う
先月末トイレで転んでの事故
実家は4駅の距離なのに忙しさでなかなか見舞いに行けず家族に任せっぱなし
本当に申し訳なく そして感謝している
この日も徹夜明けの状態でフラフラと病院へ向かった
幸い手術後の経過も良好でホッとしている
夕方帰宅後6時間ほど睡眠を取って作画に戻る

12日_
そのまま一晩中仕事をして朝8:30に家を出た
10:00に銀座のホテルで来日中のアメリカのアート・カレッジSCAD(Savannah College of Art and Design)学生達へのレクチャーがあったからだ
これは昨年末に続き2回目のこと

彼等との出会いは昨秋 教授のRay Goto氏からメールをいただいたことによる
「アトランタのサバンナ・カレッジ・オブ・アート・デザイン、Sequential Art科の学生約20名と東京にマンガ・アートの勉強に行くので是非彼等と会って話をして欲しい、、、」
私はてっきり講師をしている学校の姉妹校かと思い教務部に確認したところそうではなかった
Ray Goto氏と銀座で会った際にまずそのことを聞いてみた
Timothy Lehmann著の「MANGA: Masters of the Art」アメリカ版で私を知りその後Web siteを観て依頼しようと思ったとのこと

「MANGA: Masters of the Art」が発売されて以来 北米からのメールが増えた
所謂ファン・メールだがどれも創作に対する質問が絡んでいて 複雑なものになると英作が滞りなかなか返信が出来ない
現在もカナダの大学生からのコアな質問が届いている
毎度の嘆きだが
今更ながらもっとちゃんと英語を学んでおくべきだったと悔やんでいる
ちなみにこういった質問を日本の読者から受けたことはない、この違いは一体何なのだろうか

話は前後するが私はSCADが漫画もアニメもゲームもSequential Arts(連続する美術_)として一括にして指導していることを面白いと思っている
私がしてきた仕事の殆どもここに含まれるからだ
イラストであろうが漫画であろうが大切なのはコンテンポラリー・ポップ・アートとしての鮮烈なイメージだろう
今の若い作家にとっては当たり前のことと思うが 私が20代の頃は同業者に漫画なのかイラストなのかどっちかにしろと何度もいわれたものだ


そして今年のレクチャー
昨年よりも人数が増えて49名
まず商業美術としての仕事について話しをする
次に持参した原画を見せながらのテクニック解説と質疑応答
いつもながら異文化圏の人達とのやり取りは楽しい
別角度からの自分を知る良い機会だからだ
予定の2時間はあっという間に過ぎた

この日は午後から東京の学校の授業がある為 終了後 駆け込むように地下鉄ホームへ
慌ただしさは一日中続き 最初の食事が取れたのが夜の8:00過ぎというありさまだった


12月14日_
同じくアメリカからの友人とのミーティング
昨秋10月ロサンゼルスで行われた「Bliss Express Show」
Nucleus GalleryのオーナーBen Zhu氏がスタッフや作家達数名と日本に来ていた
メールでは旅の目的は企画の打ち合わせと旧交を温めるためとのことだったが
出迎えた日本人作家4人も含め11名ともなれば宴会モードになってしまう
新宿「花炎」で七輪バーベキュー・パーティー

Benから来春Nucleus Galleryをもっと広い場所に移転する話が出た
既にかなりの準備が進んでいるようで何枚かの内部の写真を見せて貰った
確かにかなり広い
彼としては今回それを直接伝えたかったのだろうと思った
リセットをしてまた新しいことを企てているのだろう
Benがこちらに求めていることは何となく解るのでそれを具体化できるよう準備していきたいと思う
Nucleus Galleryのような現代マンガ・アートに的を絞ったギャラリーは珍しい
額装画・プリントの販売は勿論 ショップ・コーナーでの様々なアート・グッズ・そして世界中から集められたマニアックな専門書コーナー
それがただのオタク趣味にならずPOP ARTとしてのスリルを感じさせるのはBenのセンスの賜なのだと思う

そのBen Zhu一行に日系三世マンガ・アーチストのKazu KibuishiそしてPhil Cravenがいて
彼等が前述のSCAD学生達へのワーク・ショップに特別講師として参加したことをRayから聞かされていた

これは通訳の方が席を外していたときに聞いたことなので正直詳細までは分からなかったが
つまるところ 私のアメリカとの接点二つがいつの間にか繋がっていたことになる
縁を感じたというか何というか 驚いた顔をしているとRayが言った

「Hiroki、この世界は狭いんだよ_」



KazuとPhil に出会った時のことを書いておきたい
これは昨年の日記Bliss Express に書きそびれたことでいつか何かの折りでと思っていたことでもある

私が「Bliss Express Show」 に参画したのはイラストレーターとしてだが'
Showの翌日Benに
「実は漫画も描いてるんだよ、、、」とまだ発売前の『MANDALA』'Out Of The Blue'のプリントを見せたところ
彼がその場で電話をしてL.Aの友人漫画家達を呼んでくれたのだ

それが
Kazu Kibuishi
Phil Craven
khang Le だった




長くなったので今日はここまで
また続きを書きましょう

p.s.
写真は12日のレクチャーの時のもの
デビッド教授のblogより借用 _
Pic by David Duncan. Savannah College of Art and Design : Professor
Thank you!!!
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by hirokimafuyu | 2007-12-17 06:58 | POP ART
2007年 07月 22日

不器用ですから_

久しぶりにデジタルで漫画を描いている

『MANDALA』の続編コミック、カラー16P
私にとってフルカラー16枚は大変な枚数だ、
久しぶりのタブレットとペインター・ソフト
忘れていることも多く友人に電話をかけ初歩的な質問をしたりしている

先々週で講師の仕事が夏休みに入った
以来 新宿歌舞伎町に取材写真を撮りに行ったくらいで
あとは引き籠もりで仕事をしている

いつもながら漫画を描くのは楽しくも難しい
新作の度に必ず未知の問題が生じ今までの自分の経験では補えないことが起こってくるからだ
大変だけどそこに創作の醍醐味があるのだと思う
新しい手法というか、新鮮な考え方が必要なのだ

昔 私の漫画の師に当たる方が
「プロは出来ることしかやらないが、アマチュアは出来ないことをやろうとする_」
と言っていたのを思い出した

それでも当の本人が新しい画風を作る上で苦しみながら描いていた
当時高校生の私にとってその姿は鮮烈に記憶に残っている
プロの作家はさくさく機能的に仕事を進めるものとばかり思っていたからだ
当たり前のことながらものを作るのは簡単なことではない
悩んだり不器用でも良いのだ、
要は結果として何を残せたかだろう

やはり昔 横尾忠則がイラストレーション誌のインタビューで語っていたこと
「ぼくは自分自身で誰もやってない仕事を作って、それを見たいんです_」

二十歳の私は何度も読み返し、自分もそうありたいと願った

それは今も続いている
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by hirokimafuyu | 2007-07-22 23:43 | POP ART