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2008年 05月 05日

Memories of you. 4 最終日

4月19日(土)9:30起床
もっと早く起きるつもりだったのだけれど疲れが溜まって起きられなかった
バケットをかじりながら急いで荷物をまとめる
私はこの日 夜の飛行機で東京へ帰る
その前にもう一度 美術館に行き パリの街を歩こうと思っていた

11:00にホテルをチェックアウト、
夕方までスーツケースを預かって貰い外に出た
午後4:00に学生のAntoineが車でホテルに来て空港まで送ってくれることになっている

先ず写真を撮る為にStrate collegeに行く
土曜日 そして春休みが始まったことで誰もいない
昨日までの学生たちが屯して活気がある時に撮っておけば良かったと少々悔やむ
でもその時はその時で そんな余裕などなかったのだ、
ちなみに授業風景の写真は全て野田謙介さんに撮っていただいたもの
本当に何から何までお世話になりっぱなしだった
前日 パリ最後の夜は野田さんを紹介してくれた中田健太郎氏と三人で食事をした
中田さんとは2月からいろいろメールでやり取りしていたが 会うのはこの日が初めて
彼はAugustinの鴨料理専門レストランをセットしてくれていて 絶品ともいえるフォアグラ料理を味わうことが出来た
パリに来てから日本人だけで話をしたのもこの日が初めてだ
ワインも2本空けた
リラックスした野田さんの素の表情を知るにつけ それまで彼に負っていただいたことの意味を感じてしまった
中田氏はまだ少年の面影が残る青年で 今回のワークショップ通訳のことでは こちらが思う以上に適任の人材について考えてくれたようだ
改めて二人に出会えたことの幸運を思う
これは4月24日の日記 「p.s.」で書いた通り 私の友人の星埜守之さんに相談してからのことなのだが
全ては星埜さんの人柄に寄るものと思い感謝をする


イシー駅からRER-C線に乗った
ここからオルセー美術館駅まで約20分だ
セーヌを左側に電車は進み郊外から徐々にパリ市街地に移って行く
この風景のように過ぎてしまえば全てはあっという間のことだ

私にとって外国での講義は初めて
その為 準備には神経を使った
先ず 何がどれだけ要るのか?
画材も含めた所持品を書き出したら 軽く200を超えてしまって驚いた

友人のライター 大津慎一さんには幾度となく相談に乗って貰った
大津さんは昨年までブルゴーニュ地方の古城に関する企画に携わっていたこともあり 年の半分をフランスで過ごしていた
そして元編集者で私の漫画担当だったこともある
つまり同じ修羅場を乗り越えた仲という訳で、こうなると私は何処までも我がままになってしまう悪い癖があり(苦笑
出発の前日まで幾度となくレポートを送っていただいた
基本的なパリの歩き方について、フランス人気質について、簡単なフランス語の使い方、果てはTAXIでボラれない為の運転手との会話の仕方まで、
それでいて「メルシー・ボクー 」 が自然に出るまで3日もかかってしまった(泣


電車が駅に着いた
地下からの階段を駆け上がり オルセー美術館へ
ところが土曜日だったこともあってか人、人、人、、
チケット売り場は何重もの長蛇の列だ

私はルーブル以上にオルセーを楽しみにしていた
印象派名画の数々 マネ、ゴッホ、セザンヌ、
そして何よりミレーを観たかったのだけど この列に並んで入場までどれだけかかるのだろうかと思って途方に暮れた
1時間か、1時間半か、、、

悩んだあげく 私は入場を諦めることにした
待ち時間に1時間以上使って足早に絵を眺めたところでしょうがない
好きな絵であれば尚更のことだ
いつか私は必ずここに戻り もう一度ゆっくり鑑賞することを心に決めた
名画は名画として その時も同じ表情で迎えてくれるだろう

それよりも街を歩き、
少しでも何かを観て廻ろうと思った

人々の表情に
カフェの空気に
恋人達のシルエットに
歩道の汚れに、
何でも良い
何かを感じるべきなのだ

今のパリは
今ここにしかないのだから_



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by hirokimafuyu | 2008-05-05 08:28 | 雑記


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