Hiroki Mafuyu Blog

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2006年 06月 04日

30 years ago_追記

THE ROCKETについては以前にもさわり程度を日記にしました
ただこの頃_
20代の自分の濃密な思い出についてはとても書ききれてはいません
漫画と音楽に明け暮れた10年をいつかちゃんと文章にまとめてみたいと思っています

決して懐古的な気分からではなく
あの頃何が起こっていたのか
自分自身で冷静に整理したいからです


THE ROCKETはドラマーが一度変わった為 4人の男達が関わりました

初代ドラマーのケンちゃんは消息不明ながら
温厚な性格であったこと
そして家族思いで生活力もあったので
おそらく故郷の新潟で幸せに暮らしていることと思います

二代目ドラマーのTはここ10年禁治産者となって抵抗のような引き籠もりを続けています

悲しいのはBASS兼Vo.のMで
30代半ばになってから精神の失調をきたし
それ以降ずっと神経科病院の入退院を繰り返していると聞きました

先天的な原因もあったとは思いますが
若い頃の刺激的な時間を自分の中で整理することが出来なかったことが不幸を呼んだのかも知れません


何年か前のことですが
講師仕事の為_電車を待つ国立駅ホームで一人の男がこちらを見ていました

肌寒い冬の朝
通勤通学の人々がごった返す中
パジャマ姿にカーディガン
素足にサンダル
坊主頭で痩せた中年男はとりわけ異様に映りました


その男が執拗に私を見ているのです

私は気になりましたがそのままホームに来た電車に乗り込みました

ドアが閉まり窓越しに外を見ると
男はまだこちらを凝視しています

窓ガラス越しに二人が対峙したままゆっくりと電車が動き始めました

そして暫くして気づいたのです
「Mー坊だ、、、」


胸が痛む思い出です

THE ROCKETはその当時小さな音楽事務所からプロとしての誘いもありました
でも私がそれを受け入れませんでした
Mが書く短絡的なROCK歌詞が音源として残るのがいやだったからです

誰よりもロックスターに成りたかったMはそのことで私を恨んでいるかも知れません


彼の心の中で私はどう記憶されているのか
少なくともホームの雑踏の中で
最初に気づいたのは彼だったわけです


夢を持つことは大切なことですが
時に残酷な結果をもたらすことがあります
これはMだけに限ったことではありません

以前の日記にもこう書きました

私の友人には
当時の自由_若者文化_フラワームーブメントに焦がれ
しかし逃げ場のない現実社会との間で精神のバランスを崩し
未だに立ち直れない者が何人かいます
音楽の世界にも
絵の世界にも...
その昔 
彼らは皆 才気溢れる若者でした


いつの機会か整理しなくてはならないと思っています



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by hirokimafuyu | 2006-06-04 04:30 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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